【一人暮らしの家計簿公開】手取り25万円で月5万円貯金する方法|リアルな収支内訳

家計簿

一人暮らしをしながら毎月コンスタントに貯金できている人は、実はそれほど多くないのではないでしょうか?

そこで今回、手取り25万円の収入で、毎月5万円の貯金を続けている家計管理法をリアルな数字とともに公開します。無理なく続けられる節約術と自分ルールを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

一人暮らしの理想的な支出バランス

まず、一般的に言われている一人暮らしの理想的な支出バランスを確認しておきましょう。これは絶対的な基準ではありませんが、目安として参考になります。

  • 住居費:収入の25〜30%
  • 食費:収入の10〜15%
  • 水道光熱費:収入の5〜7%
  • 通信費:収入の3〜5%
  • 交通費:収入の5〜10%
  • 日用品・雑費:収入の5〜10%
  • 娯楽・交際費:収入の5〜15%
  • 保険・医療費:収入の3〜5%
  • 貯蓄:収入の20%以上

手取り25万円の場合、理想的には5万円以上の貯金ができるはずです。しかし、これを実際に達成するのはなかなか難しいものです。では、手取り25万円で月5万円貯金する方はどのように実践しているのか見ていきましょう。

家計簿公開(項目別内訳)

毎月の収支を公開します。これは直近3ヶ月の平均値です。

【収入】

  • 給与(手取り):250,000円
  • 副収入(ポイント還元など):約3,000円
  • 合計収入:253,000円

【支出】

  • 住居費:68,000円(家賃65,000円、管理費3,000円)
  • 食費:28,000円(自炊中心、外食月2〜3回)
  • 水道光熱費:9,000円(電気6,000円、ガス1,500円、水道1,500円)
  • 通信費:7,000円(スマホ5,000円、インターネット2,000円)
  • 交通費:8,000円(通勤定期代含む)
  • 日用品・雑費:5,000円
  • 娯楽・交際費:15,000円
  • 保険・医療費:8,000円(生命保険、医療保険)
  • 衣類・美容:5,000円
  • 教養・自己投資:3,000円(書籍、オンライン講座など)
  • 予備費:5,000円(突発的な出費に備えて)
  • 貯蓄:50,000円
  • 投資:42,000円(積立NISA、iDeCo)
  • 合計支出:253,000円

ご覧いただくと分かるように、手取り25万円の約20%にあたる5万円を毎月の貯金に回し、さらに投資にも一定額を充てています。支出を必要最小限に抑えながらも、自分の楽しみを削りすぎないバランスを意識しています。

工夫している節約ポイント5つ

毎月コンスタントに5万円を貯金するために、すぐにでも実践できる節約ポイントを5つご紹介します。

①食費の徹底管理

週末まとめ買い&週間メニュー作成:週末に次の週のメニューを決め、必要な食材をまとめて購入します。これにより、無駄な買い物や「何を食べようか」と悩む時間も削減できます。

作り置きの活用:休日に2〜3日分の常備菜を作り置きします。忙しい平日でも自炊を続けられるようになり、外食費の節約につながります。

期限間近食材の活用:スーパーの値引き商品をうまく活用しています。特に肉や魚は30〜50%オフで購入し、すぐ使えないものは冷凍保存しています。

②固定費の見直し

通信費のプラン変更:格安SIMに切り替え、月々の通信費を12,000円から5,000円に削減しました。

サブスクリプションの整理:利用頻度の低いサービスを解約し、本当に必要なものだけを残しました。音楽や動画のサブスクは1つずつに厳選しています。

③ポイント活用の徹底

クレジットカードの戦略的使用:還元率の高いクレジットカードを使い分け、ポイントを最大化しています。特に固定費の支払いや大きな買い物はすべてカード払いにしています。

ポイントサイトの活用:オンラインショッピングの前には必ずポイントサイト経由で買い物し、二重でポイントを獲得しています。

④電気代の節約

エアコン使用の工夫:設定温度の調整(夏28度、冬20度)と使用時間の短縮を心がけています。エアコンをつける前に扇風機や着込みで対応し、就寝時は必ずタイマーをセットします。

待機電力のカット:使っていない電化製品はコンセントから抜くか、スイッチ付きの電源タップを使用して待機電力をカット。月に約500円の節約になっています。

⑤お金の流れの見える化

家計簿アプリの活用:毎日の支出を記録し、カテゴリー別の予算管理をしています。月の途中でも予算の消化状況が視覚的に確認できるため、使いすぎを防止できます。

支出レビューの習慣化:月末には必ず支出を見直し、翌月の改善点を洗い出しています。この小さな習慣が長期的な節約に大きく貢献しています。

無理なく続けるための自分ルール

節約を長期間続けるには、ストレスをためない工夫が必要です。無理なく続けるために実践可能な「自分ルール」をご紹介します。

①「使う」お金と「貯める」お金を最初に分ける

給料日に真っ先に貯金額(5万円)を別口座に移動させています。「残ったお金を貯金する」のではなく、「先に貯金してから残りを使う」という発想の転換が重要です。

②自分へのご褒美を設定する

毎月の目標を達成できたら、2,000円以内で好きなものを買ったり、ちょっと贅沢な外食をしたりと、小さなご褒美を用意しています。モチベーション維持に効果的です。

③「浪費」と「投資」を区別する

自己成長につながる書籍購入やスキルアップのための費用は「浪費」ではなく「投資」と考え、必要に応じて使うようにしています。長期的な収入アップにつながる出費は惜しみません。

④緊急用と目的別の貯金を分ける

貯金は「緊急用資金」と「目的別資金(旅行や大型家電の購入など)」に分けて管理しています。目的があると貯金のモチベーションが上がりますし、使う時の罪悪感も減ります。

⑤月1回の「贅沢デー」を設ける

毎月1回は節約を意識せず、好きなことにお金を使う日を設けています。これがあるおかげで、他の日の節約もストレスなく続けられています。

貯金額の変化と達成できた目標

貯金額の推移

  • 1年目:年間60万円の貯金達成
  • 2年目:年間65万円の貯金達成(ボーナスの一部も加算)
  • 現在:緊急用資金100万円+目的別資金30万円を確保

達成できた目標

  • 海外旅行資金の確保:35万円を貯めて念願のヨーロッパ旅行を実現
  • スキルアップ投資:貯金の一部を使って資格取得のための講座を受講し、給与アップにつながった
  • 緊急用資金の確立:生活費6ヶ月分の緊急用資金を確保し、精神的な安心感を得られた

変化を実感したこと

  • お金に対する不安の軽減:貯金があることで将来への不安が大きく減りました
  • 消費に対する考え方の変化:「本当に必要かどうか」を考える習慣が身につきました
  • 選択肢の広がり:経済的な余裕ができたことで、転職や独立など将来の選択肢が広がりました

まとめ

一人暮らしで月5万円の貯金を続けるのは、決して簡単なことではありませんが、適切な予算配分と節約の工夫、そして続けるための自分ルールを設けることで十分に達成可能です。

大切なのは「我慢の節約」ではなく「賢い節約」を心がけること。今日からできる小さな工夫を積み重ねていけば、あなたも確実に貯金額を増やしていくことができるでしょう。

皆さんの家計管理にも、この記事がお役に立てば幸いです。